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【情報センター閲覧室】ディアギレフ&バレエ・リュス特集書籍コーナーのご紹介

セルゲイ・ディアギレフバレエ・リュス

   Sergei Diaghilev&Ballets Russes

IMG_0225.jpg5階情報センター閲覧室において、2021年2月上演のバレエ『眠れる森の美女』にちなみ

セルゲイ・ディアギレフ&バレエ・リュス関連書籍のコーナーを設置しています。

エレガントに描かれ、綿密に研究されたバレエ・リュスとディアギレフの視覚的で豊富な文献をお楽しみください。

 

セルゲイ・ディアギレフSergei Diaghilev  1872年-1929年

ロシアの芸術プロデューサー。バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の創設者として名高く、数多くのバレエダンサーや振付家を育成するとともに、当時の名だたる作曲家に歴史に残るバレエ音楽の傑作を依嘱した。

 

バレエ・リュスBallets Russes 1909年-1929年

セルゲイ・ディアギレフが主宰したバレエ団。「ロシア・バレエ団」とも呼ばれ、パリのシャトレ座で旗揚げ、今日のモダンバレエの基礎を築き、その革新的なステージで一世を風靡したバレエ団。ワツラフ・ニジンスキーをはじめとするバレエダンサーや振り付け家に加え、20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーら、数々の有名アーティストを輩出。ココ・シャネルも参画するなど、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界にも革新をもたらし、今でも大きな影響力を持つ伝説的な存在となっている。ピカソやマティス、キリコ等多くの前衛アーティストを魅了した。

 

The Ballets Russes and Beyond

 

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  •  
  • 出版社 : Cambridge University Press; Reprint版
  • 発売日 : 2016年
  • 著者:Davinia Caddy

音楽とダンスの関係に焦点を当て、振付だけでなく、文化的、政治的、演劇的、美的文脈も取り入れアプローチした一冊。(英語版)

  

ディアギレフのバレエ・リュス 展 図録

 

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編集:セゾン美術館、 一條 彰子
翻訳:占部敏子 ほか
刊行年:1998年

「バレエ・リュス」の展覧会図録。結成から解散までの軌跡とその後の影響を4章にわたって解説。『ペトルーシュカ』『春の祭典』『パラード』等の舞台写真、オリジナル・コスチュームをはじめ、ポスター、プログラム等の図版約200点を収録。

 

ディアギレフ・バレエ年代記 1909-1929

 

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著者:セルゲイ グリゴリエフ

翻訳:薄井 憲二, 森 瑠依子
販売年:2014年

100年前、バレエ・リュスの全期間を通じディアギレフのもとで芸術監督を務めた著者による記録。生の声を知る貴重な記録。

The Art of the Ballets Russes

 
著者:Militsa Pozharskaya、Tatiana Volodina
出版社:Abbeville Press
刊行年:1991年

パリでの「ロシアの季節」のための衣裳と風景のデザイン集。ロシアの作家ポザルスカヤとヴォロディーナによる、画期的なパフォーマンスと西洋の舞台デザインに対するスラブの影響についての説明。アーティスト、作曲家などからの引用でキャプションが付けられた素晴らしいイラストには、レオンバクストの豪華な衣裳と風景のデザインの写真や、未来派のナタリアゴンチャロワの空想的なセットのスケッチが含まれる。(英語版)

 

バレエ・リュス その魅力のすべて

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  • 著者:芳賀 直子
  • 出版社 : 国書刊行会
  • 発売日 : 2009年

「跳んだまま、降りてこなかった」と言われるニジンスキーが舞い、数々のスター・ダンサーを輩出。彼らが纏う目も眩む豪華な衣裳は、布地を染めるところから誂えられた。その絢爛豪華の全貌を、具体的でわかりやすい記述で書きおろした。当時の舞台が目に浮かぶような「全作品紹介」は特に圧倒的な力を持ち、バレエ・ファンだけでなく、あらゆる芸術の黄金期に関心を持つ読者に訴える。

 

Diaghilev

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    著者:Richard Buckle
    出版社:Orion Pub Co
    出版年:1993年

    著者のリチャード・サンドフォード・バックル(1916年 2001年)は、生涯にわたるバレエの信者であり、有名なバレエ評論家。彼の時代の文化的生活の伝記。(英語版)

ディアギレフ ロシア・バレエ団とその時代

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著者:リチャード・バックル、翻訳:鈴木 晶
出版社 : リブロポート

出版年:1983年

セルゲイ・ディアギレフに迫った数少ない評伝。

「5月29日、パリで、ドゥケーリスキーはディアギレフとプロコーフィエフをオペラ座に連れていった。ドミートリイ・チョームキンがガーシュインのピアノ協奏曲を演奏したのだが、ディアギレフは首を横に振り、「いいジャズだが、出来そこないのリストだ」と評した。プロコーフィエフの方は感動した。」※下巻264ページより一部抜粋

 

ディアギレフ  芸術に捧げた生涯

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  •  
  • 著者:シェング・スヘイエン 、翻訳:鈴木 晶
  • 出版社 : みすず書房
  • 発売日年: 2012年
  • 20世紀の最重要人物ディアギレフを初めて正当に評価した伝記。
  • 【目次】※一部抜粋
  • 1 頭でっかち 1872-1880
    2 啓蒙の成果 1879-1890
    3 上がったり下がったり 1890-1891
    4 学生時代/トルストイ訪問 1891-1893
    8「計画なら売るほどある」 1897-1898
    21「決然と、精力的にやろう」 1914-1915
    22 革命のオンパレード 1915-1917
    24 破滅寸前 1919-1922
    25 モンテカルロからの命綱 1922-1924
    26 ソ連の反撃 1924-1927