カリキュラム

バレエ研修所の1年

1学期
バレエの基礎技能の向上を目指し、バレエ・クラス、ヴァリエーション等の技術研修を重点的に行う。
1学期後半から、除々に講義・サロンの授業を増やしていく。
2学期/3学期
毎回のレッスン・講義に加えて、発表会等に向け、リハーサルや新国立劇場の舞台で実習を行う。
随時
新国立劇場バレエ団公演への出演・アンダー・スタディ、新国立劇場オペラ・バレエ・ダンス・演劇公演等の舞台鑑賞

技術から教養まで
多彩なカリキュラム

クラシカル・バレエ

クラシカル・バレエ

研修生達の朝は、バーレッスンから始まります。どんな種類やスタイルでも踊れるように練習を重ねます。

パ・ド・ドゥ

パ・ド・ドゥ

クラシック作品でのパ・ド・ドゥのレッスン。サポート技術、舞台でのコミュニケーション、音楽的でかつ生き生きとした表現力を学びます。

キャラクター・ダンス

キャラクター・ダンス

古典バレエにはかかすことができない舞踊の形式。クラシカル・バレエとは異なるポジションとステップ、舞踊技法の体得を目指します。

スパニッシュ・ダンス

スパニッシュ・ダンス

日本フラメンコ界の第一人者、小島章司を講師に、生のギター演奏による本格的なスパニッシュ・ダンスの指導。ダンサーのリズム感を養います。

ヒストリカル・ダンス

ヒストリカル・ダンス

バレエにおいて極めて重要とされる身のこなしや所作を学びます。

ボディ・コンディショニング

ボディ・コンディショニング

ダンサーとして毎日欠かすことのできない自己管理と調整法を学び、心身の調和を図ります。

演劇基礎研修

演劇基礎研修

発声法や演技の基礎を学び、舞台での演技力を向上させます。また、舞台への深い理解と、その理解から生まれる豊かな表現を身につけます。

講義

講義

バレエ史、バレエと音楽、ノーテイションなどのバレエに関わる知識に加え、身体解剖学、栄養学、英語などのダンサーに必要な知識を、さらにマナーや美術史など、舞台芸術家として、また一人の人間として身につけておくべき教養を学びます。

茶道

茶道

代表的な日本文化のひとつである茶道もカリキュラムに組み込まれています。
(講師:有澤宗智〈裏千家教授〉)

特別レッスン

特別レッスン

各国の著名な方をゲスト講師として招聘し、特別レッスンを実施します。
写真はバレエ・アステラス2017の際に来日したA.Y.ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーのニコライ・ツィスカリーゼ校長による公開レッスン。(オペラパレス舞台)

本格的な舞台を踏む
―舞台実習―

秋の「オータムコンサート」と修了公演「エトワールへの道程」の年2回の研修所公演、「バレエ・アステラス」への参加、新国立劇場バレエ公演での実習など、本物の舞台で踊り、お客様にご覧いただくことが何事にも代えがたい貴重な体験となります。

創作への挑戦

研修生は、2年次の夏季休暇の間に自作自演の創作に取り組みます。音楽や衣裳、照明も研修生自身が考え、スタジオで発表します。

世界の舞台で

2018年度より、海外研修を開始しました。また、全日本空輸株式会社と新国立劇場によって、バレエ研修生のための「ANAスカラシップ」が開始され、海外研修を中心とする総合的なサポートが図られています。

国際バレエ学校フェスティバルやロシアのバレエ学校から招聘され、記念コンサート等にも参加して好評を得るとともに、各国のバレエ学校との交流を深めています。